お医者さんに相談しよう

バセドウ病は、風邪や花粉症に比べると、患者数の少ない病気です。

たまたま私はバセドウ病を患った友人がいたので、その「名前」は聞いた事がありましたが、まさか自分が同じ病気にかかるとは思ってもみませんでした。

普段はお医者さんにまったく行かなかった私も、体調が悪く、毎日どんどんやせ続けてきたことで、さすがにコレはおかしいと思い、重い腰を上げました、

みなさんも自分自身が「不調だ」と感じたら、「まぁ若くないから」とか「こんなモノだろう」などと、勝手に判断しないでください。

私自身も医者ギライでしたから、そう自分を納得させる事で「安心したい」という気持ちはよくわかります。

しかし、素人考えで判断せずに「病気のプロ」であるお医者さんに相談し、しかるべき指示を仰ぐべきだと思います。

その結果が「異常なし」なら、それはそれで良いじゃありませんか。

更に言うと、お医者さんに行って、初見で「あ、バセドウ病ですね」と言われるケースって、少ないのではないかと思います。

繰り返しますが、バセドウ病の患者数は「少なくはない」ものの、「多い病気ではない」からです。

私の場合。

お医者さんに行って「最近体調が悪い」と言ったら、ひと通り検査をしようという事になりました。

血液検査、レントゲン、心電図、エコーなど、人間ドッグで行なうような項目はほとんど検査しました。

しかし、結果は全て「異常なし」。

それでも「やせ続けるのはおかしい」と。

先生が「もしかしてバセドウ病ではないか?」という疑いを持ってくれたのです。

バセドウ病を患っているかどうかの判断基準は、血液検査でFT4、FT3などのホルモン濃度や、TSAb(TSHレセプター抗体)の値を調べます。

これらの血液検査は一般的な人間ドックでは行わず、特殊検査項目になるそうです。

つまり「甲状腺に関する何かが起きているのか?」と疑った場合、きちんと「検査」をしないと、病気は見つからないと言うことになります。

●バセドウ病になると

・甲状腺の肥大化で、首の付け根あたりが太く腫れる。

・常時、脈が異常にはやい。

・極端に疲れやすい。

・手の震えがある。

などの症状が現れます。

これらの症状が自覚できる場合、お医者さんで「バセドウ病の疑いはありませんか?」と、こちらからお聞きしてみても良いと思います。

患者より、お医者さんの方が病気の症例に詳しいのは当然です。

疑問があったら素直に何でも質問してみると良いでしょう。

「こんな基本的なことを聞くのは恥ずかしい」などと思うことはありません。

あちらはプロであり、こちらは素人です。

どんなご商売でも「プロ級の素人」と「プロ」の間には、埋めがたいほどの差があるものです。

お医者さんだって、患者本人から「このような状態です」という情報が出てこないと、判断はできかねる訳です。

「バセドウ病の可能性はありませんか」と聞くことで、初めて「血液検査で確認してみましょう」と。

そういう展開になることは、往々にして考えられます。

風邪などと比べて「バセドウ病の患者数は少ない」と言いますが、実は意外と「軽くかかっている隠れバセドウ病患者」は多いのではないか、と言うのが、私の印象です。

私自身がバセドウ病を患ったことで、「そういう人」が目にとまるから、と言うこともあるのかも知れませんが、それを差し引いても「バセドウ病という病気の存在」は知っておくべき事だと思います。

繰り返します。

「最近体力が落ちたなぁ」ですませてしまったり。

「最近汗っかきでさぁ」ですませてしまったり。

生兵法は大怪我の元。

聞くは一時の恥、聞かざるは一生の恥です。

とにかく、お医者さんに行くことを「面倒だ」とか「時間がない」とか「オレは大丈夫」などと言い訳をして勝手に判断せずに、足を運び「プロの意見に耳を傾け」ましょう。

お医者さんに、相談だ!





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