バセドウ病ってなに?

■バセドウ病とは?

「甲状腺機能亢進症」(こうじょうせんきのうこうしんしょう)という病気があります。

これは、甲状腺内組織が「異常なほど活発になる」ことによって引き起こされる症例です。

この「甲状腺機能亢進症」を引き起こす、代表的な病気が「バセドウ病」です。

つまりバセドウ病、バセド病、バセドー病と呼ばれる病気は、「甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気」と言えます。

あまり日常生活では使わない、難しい名前ですね。

私の場合、最初に急激にやせてきて、これはあまりにもおかしいという事で、かかりつけのお医者さんに行きました。

そこで採血、検査をし、数日後の結果が出た時、すぐに先生から電話がかかってきました。

「血液検査の結果、あなたは甲状腺機能亢進症です。すぐに治療を始めなければなりません。」

最初にこの話を聞いた時、それが何の事やら、まったく理解できませんでした。

■バセドウ病になると、こんな症状が

●甲状腺腫大(こうじょうせんしゅだい)

 甲状腺が腫れて、体積が増します。

 甲状腺は首の付け根あたりにありますので、この部分が太く、腫れてしまいます。

●眼球の突出

 眼球が突出してみえます。体全体がやせるため、そう見えるのかも知れません。

 私の場合はありませんでした。

●手の震え

 両手を目の前に広げると、自分の意志とは関係なく小刻みに震えます。

●頻脈(ひんみゃく)

 心拍数が増加します。

 私の場合で1分間に100回程度。

 体が常に全力疾走している状態で、いつも大量にエネルギーを消費し続けています。

 食べても食べても、どんどんやせていきます。

 夜、布団で寝ているだけでも脈拍が早く、疲れ、体のエネルギーを消耗していきます。

●新陳代謝の活発化

 体内の新陳代謝が活発になり、汗をかきやすくなります。

 冬にTシャツ1枚で外出しても、まったく寒さを感じない人もいます。

■バセドウ病と診断されるのは

バセドウ病を疑うお医者さんは、甲状腺の腫大、眼球の突出、心拍数、手の震えなど、バセドウ病特有の症状を見ます。

そして確証を得るため「血液検査」を行ない、ホルモンや抗体を調べます。

一般的な人間ドックで行なうような血液検査では、甲状腺までは調べないようです。

血液検査に関する詳細は「血液検査でわかること」をご覧ください。

■バセドウ病って何語?

「バセドウ病」という名称は、実はドイツ語です。

英語では「グレーブス病」と言います。

日本ではドイツ語の「バセドウ病」が一般的なようですので、ここではその言い方で統一したいと思います。





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